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人月・案件収支シミュレーター

メンバー別の人月単価と月別工数から、案件の売上・原価・GP2・GP2率を試算

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人月・案件収支シミュレーターについて

人月・案件収支シミュレーターは、IT業界の営業担当者やプロジェクトマネージャー向けの無料ツールです。Excelのような表に、メンバーごとの売上単価・原価単価と月別の投入人月を入力すると、メンバーごとの売上・原価・粗利と、案件全体の売上・原価・GP2・GP2率をすぐに計算します。

案件の契約総額から、メンバーの投入人月を逆算して自動配分することもできます。会員登録は不要で、入力内容はブラウザの外に送信されません。

人月とは

人月(にんげつ)は、1人が1か月働く作業量を1とする工数の単位です。2人が3か月働けば6人月、1人が半月なら0.5人月になります。SESや受託開発では「1人月あたり〇〇万円」という人月単価で売上や原価を見積もります。

人月計算の方法

売上と原価は、メンバーごと・月ごとに次の式で計算し、合計します。

  • 売上 = 売上単価(円/人月)× 投入人月
  • 原価 = 原価単価(円/人月)× 投入人月

例:売上単価120万円のメンバーが0.75人月働くと、売上は90万円です。1円未満の端数は、メンバー・月ごとに四捨五入してから合計します。

契約総額から工数を逆算する方法

まず固定したセルの売上を契約総額から引き、残りの金額を全期間の自動セルに配分します。すべての自動セルに同じ人月を割り当てたときの理論値は「残りの金額 ÷ 自動セルの売上単価の合計」です。

例:3か月の案件で、残り900万円を単価120万円・100万円・80万円の3人に配分すると、自動セルは9つで単価の合計は900万円なので、理論値は 900万 ÷ 900万 = 1.000人月です。端数が出る場合は、0.005人月単位で契約金額との差が最も小さく、かつ人月ができるだけ揃う組み合わせを選びます。残った差額は調整額として表示します。

GP2・GP2率の計算方法

  • 最終売上 = 計算売上 + 調整額
  • GP2 = 最終売上 − メンバー原価 − 追加控除費用
  • GP2率 = GP2 ÷ 最終売上 × 100(小数点第2位まで)

例:最終売上300万円、原価180万円、追加控除費用0円なら、GP2は120万円、GP2率は40.00%です。GP2の定義は会社によって異なるため、本ツールの式は暫定の定義です。

使い方

  1. 案件名・開始年月・計算月数(1〜24か月)を設定します。
  2. 計算モードを選びます。契約総額が決まっていれば「案件総額から逆算」、人月を自分で入れるなら「積み上げ計算」です。
  3. メンバーを追加し、売上単価・原価単価(円/人月)を入力します。Excelからコピーした表をそのまま貼り付けることもできます。
  4. 案件契約総額を入力して「自動配分を実行」を押すと、人月が0.005人月単位で配分されます。外注費などがあれば追加控除費用に入力します。
  5. 人月を手で入力したセルは「固定」になり、自動配分で変更されません。鍵アイコンかF4キーで固定・自動を切り替えられます。
  6. 表の右側でメンバーごとの売上・原価・粗利を、案件サマリーで売上・原価・GP2・GP2率を確認します。「結果をコピー」で要約をテキストとしてコピーできます。

活用例

  • SES・受託開発の見積もりで、メンバー構成ごとの売上と利益率を比べる
  • 契約総額が決まっている案件で、メンバーごとの月別の投入人月を割り振る
  • 単価交渉や要員の入れ替えをしたときの、GP2率の変化を確かめる
  • 案件の途中で稼働を見直すときに、残りの月の工数と収支を試算する

よくある質問

Q. 入力した案件情報はサーバーに送信されますか?
A. 送信されません。計算はすべてブラウザ内で行い、案件情報はお使いのブラウザ(LocalStorage)にだけ保存されます。共用のパソコンでは、案件情報がブラウザに残る点にご注意ください。
Q. なぜ0.005人月単位なのですか?
A. 人月を0.01や0.005単位で管理する現場が多いためです。0.005人月は、1人月を160時間とするとおよそ0.8時間にあたります。0.123のように0.005で割り切れない値は、勝手に丸めずにエラーとして表示します。
Q. 調整額とは何ですか?
A. 案件契約総額と、単価 × 人月で計算した売上との差額です。人月は0.005人月単位でしか配分できないため、契約金額とぴったり一致しないことがあります。契約金額のほうが多ければプラス、少なければマイナスの調整額になります。
Q. 自動配分はどのように人月を決めていますか?
A. 固定したセルはそのままにして、残りの金額を全期間の自動セルに配分します。契約金額との差額ができるだけ小さくなることを優先し、そのうえで各セルの人月ができるだけ均等になるようにします。均等な配分から大きく外れる候補は選びません。
Q. GP2はどのように計算していますか?
A. 本ツールでは「GP2 = 最終売上 − メンバー原価 − 追加控除費用」、「GP2率 = GP2 ÷ 最終売上 × 100」としています。GP2の定義は会社によって異なるため、暫定の定義です。表の右側に出るメンバーごとの粗利は「売上 − 原価」で、調整額と追加控除費用は含みません。
Q. 複数の案件を保存できますか?
A. できます。「新規」「複製」で案件を増やし、案件の選択欄で切り替えられます。入力内容は自動で保存されます。